PERSON 04
濱口 真弓
プロヴァンス 予約/2014年入社
自分なりのルールを設定して、
売り上げ目標を達成する
予約の仕事の中心は、ホテルの商品である客室のコントロールです。客室の予約状況を調整し、より多くの客室を販売することが求められます。そのため、日々、状況を見極めながら的確に判断しなければなりません。ただ、満室になるように販売するだけでなく、同時に売り上げアップも考えていく業務ですから、細かい調整がカギをにぎってくるのです。
プロヴァンスでは6カ月先までの予約をお受けしていますが、土曜日、連休、あるいはゴールデンウィークなどの大型連休に関しては自社のサイトでの販売に集約させ、その他は状況に応じて外部の旅行サイトへ販売を行います。収益目標の達成のため、宿泊プランを考え、客室価格も日々の予約状況に応じて適切に検討します。まだまだ難しい、と思うことは少なくありませんが、自分なりに設定したルールを実践し、また一緒に働く仲間と相談しあいながら、目標を達成したときにやりがいを感じています。
一度、現場を離れたことで
見えてきた宿泊業のおもしろさ
私は事務員として他社で11年働いてから、モアレリゾートに入社しました。当時、事務員としてキャリアを重ねていくかを悩んでいたときに、ばさら邸開業の話を伺い、デスクワーク中心の仕事から一転、宿泊業に転職を決めました。
しかも、日本旅館についてほとんど知識も経験もないなかで、開業準備に携わることに。開業準備では与題がないところから新しいものをつくりあげていかねばならず、毎日が模索と勉強の日々でした。経験あるスタッフに指導していただきながら、とにかく精いっぱい頭と体を動かした記憶しか残っていませんが、貴重な体験ができたと思っています。
ばさら邸開業後、5年間はサービススタッフとして勤務。その後、プロヴァンスに移動して1年間働いたのですが、思うところがあり、実は一時期モアレリゾートから離れたんです。他の職場を経験することにより、忙しくも一所懸命集中して働ける環境である宿泊業の面白味を再認識しました。「また、一緒に働こう」と言っていただけ、戻ってくることができ、ありがたく感じています。
「大丈夫?」の声がけで、
仲間とのチームワークを育んでいます
戻ったプロヴァンスでは、さまざまな業務が進化していました。現場ではスタッフ同士で話し合い、常によりよく働ける環境づくりを進めています。誰かが困っているようだったら、「どうしたの?大丈夫?」と日ごろから声を掛け合い、情報共有も欠かさないよう心を配っています。ホテルの運営ではなによりもチームワークが大切。チームワークがあってこそ、お客様に楽しく過ごしていただけると思うからです。
入社間もないころは、目の前の業務をこなすことで精いっぱいでした。経験を積み、余裕がでてきたこともありますが、何をすればお客様に滞在を楽しんでいただけるかという点により力点が置けるようになったと思います。プロヴァンスではお客様が帰られるとき、「料理がとてもおいしかった」とか「また来ます」という声をよく聞くほかに、「楽しかった」と言ってくださるお客様が多いのです。私自身、ほかのホテルに宿泊したときに果たして「楽しかった」と言えるかなと自問しますが、お客様の「楽しい」という言葉を聞くたびに、充実した時間を過ごしていただけたんだとうれしく思います。お客様の声を励みに、これからも滞在を楽しんでいただける宿泊プランづくりに励みたいと思います。